2018年 05月 21日
九州旅行1日目 |
晴れ 気温22→23度
父の故郷にも足を延ばす駆け足の2泊3日旅行の初日。
早朝出発の私に合わせ、一緒に家を出てくれた連れ合いとは連れ合いのリムジン乗り場で別れ羽田から一路長崎へ。
何せ以前長崎方面へ来たのはどんなに遅くとも小学校1、2年という大昔。
空港も変われば街並みも変わっていてわずかに記憶にある部分も大きく違ってしまっています。苦笑
そんな中印象が変わらないのが初日の宿泊ホテル「雲仙観光ホテル」です。
スイスの山小屋をイメージして作られているこのホテルの印象は大きさこそ小さい時はもっと大きく感じられていたけれど、それ以外はほとんどそのままに。
今回は旅程の関係で1泊だけれど、こちらのホテルは是非とも連泊してのんびりホテル滞在を楽しみたいホテルです。
図書室もあるので連れ合いにももってこいだと思う。
気温は暑すぎず涼しすぎず快適。
さすが避暑地なだけありますね。
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朝早いこととゴミを出したくないので今日はそれぞれ昨日上野へ行った時に買ってきたコッペパンサンドをそれぞれ持って出発。
私はピスタチオクリームを。
空港でチェックインし持って来たマグカップのお茶とともにようやっと体が起きてきました。苦笑
空港からバスを乗り継ぎのんびりホテルまで。
ほとんど初めて見るに等しい景色は緑豊かな道で森と道の際はこんもりと盛り上がった広葉樹でそのモコモコした形に心和むこと。
そんなバスの旅を1時間ちょっと楽しんでホテルへ到着。
建物の中に入ると明るすぎず暗すぎない落ち着いたロビーは「なぜ1泊だけなの〜〜」と思うほど心地よい。
あいにくホテルへ到着した頃には青空ではなく雲の切れ間に時々青空が小さく覗く程度になってしまったけれど、其れでも独特の雰囲気に癒されます。
客室内装は白い壁と重厚な色合いの木部で構成されていて過度な装飾がないところが好みに合っていてくつろげます。
室内はトリプルに整えられていてお茶セットや水の入ったデキャンタまで素敵。
ベットに横たわればレースのカーテン上から豊かな緑が見え、これは1日ぼーっと室内で過ごすのも楽しいはず。
客室のドアノブもこれまたしっかりした重みがあるドアノブでつい1枚。
他の室内のドアノブや水栓も手にしっくりなじむけれど重みを感じるような素材で握りやすかった。
こういう細部の素材感は新しいホテルと随分と違うなと感じながら使っていました。
ロビーにあるソファーは全体的に高さが低めなので足の短い私にも座りやすいところがなんともうれしいもの。
村まで移動する間に利用したことがあるホテルは、全体的に背の高い人使用の高さで足の位置定まらず何てこともあったので。
ホテルへ荷物を置いて散策がてら外へ出ると同時に腹ごしらえ。
母と二人で散策に出たのでちゃんぽんと皿うどんを一皿ずつ。
家庭的味わいのスープと餡でおとといの夕食で食べたものより出ししっかり目なところが美味しかった♪
今回の旅行で皿うどんやちゃんぽんを食べる機会があるかわからないのでまずは食べておこうと。
なんとも味わい深い昭和な香り漂う食堂でしばしのんびり。
皿うどんの麺は細麺のみ、ちゃんぽんの麺はやや柔らかめの麺でした。
こういう家庭的味わいはほっとするわ〜。
店を出てひとまずお土産を買えそうな一番はじまで歩き、まずは温泉せんべいを確保。
壁に「手焼き」「1枚30円」の文字が躍るも店というより焼き場の軒先で売っているという感じのお店。
立ち寄ってみたら試食を勧められてしまった。
せんべいを生地を型へ入れ圧をかけて焼いた時に型からはみ出る耳の部分を切ったものが試食。
これが軽く柔らかな甘みであと引く。
甘党の人には物足りないかもというぐらい優しい甘みに思わず「切り落とし1袋!」と即決。
そして型に入った方のせんべい本体を味見させてもらって結局こちらも1箱買うことに。苦笑
温泉地に良くある温泉せんべいだけれど、こちらのお店のもののように軽やかで甘さ控えめのものが最近減ってきているから嬉しかったなー。
せんべい片手に地獄めぐり。
雲仙はあちこちというか道からも湯気がたっていて温泉に来た感満載でした。
(この辺りは小さすぎて全く記憶なし。小さい時は興味なかったのね温泉。)
知らなかったけれど、雲仙でもキリシタン関連の遺跡があるのですね。
地獄めぐり用の遊歩道は石や木作でできているけれど、どちらも温泉成分による腐食なのかなんとも言えない表情になっていて見方によってはなかなか芸術的。
木材は柔らかい部分がどれも削れていて一つとして同じ表情がないところが魅力でつい無駄に何枚も接写してしまった。
ぐるりと地獄を一周したあとはかきつばた公園や原生沼を一周。
かきつばたはすでに時期が終わりに近く綺麗に咲いているものがまばらでしたが、満開の時期なら散策もより一層華やかだと思います。
今年は九州も花の季節が早めに進んでいるようでツツジもかきつばたもまばらに残るのみ。
そんな緑豊かな原生沼を背景にはっと目を引く穏やかで柔和なお顔のお地蔵さんが浮かび上がっていました。
なんとも和むお顔です。
かきつばた公園の方でも花は少なくて、地面に白く買った待って咲いていたクローバーが目を引きました。
母が別の樹を写している間私は久しぶりにじっくりと花を見つめていました。
咲きそろう前は白の間にチラチラと他の色が見え1輪1輪が際立っているし、満開になれば白の濃淡でふっくらとしたまるみがボンボンのようでまた違う魅力があるなとしみじみと。
そろそろ夕方になってきた頃ホテルへ戻り温泉へ♪
温泉はシンメトリーでアールデコ調な天井や落ち着いたステンドグラス、窓もアーチが付いていたりと凝っています。
凝っていながら落ち着いた雰囲気もあり、クラッシックホテルならではの空間と言える温泉です。
温泉を楽しんだあとは明るいうちから夕食です。
このあと刻々と窓の外の色合いが変わり、ろうそくが際立つ時間に移り変わっていく中の食事は心豊かなひと時でした。
自分ではとても作れないような繊細な食感/素材使い/組み合わせで一皿一皿が本当に楽しみ。
ホテル記念の年に製作されたお皿も華やかで素敵。
以前はこの上にお皿を重ねて提供されていたそうですが、今は枚数が減ってきたのでナプキンを取るとその後は使われないのでこれ以上枚数は減らないかな?
食後のティーカップも同じものでした。
こちらのホテルはどの部門の従業員もにこやかでゆったりとした口調でのサービス。
心地よく安定感がありますね。
特に食事では、予約した人に生の玉葱アレルギーがあることを念押ししていなかったためすっかり忘れていたためホテルには伝わっていませんでした。
それでも聞くとメニューの材料をドレッシングの材料までしっかり把握されているので即座に大丈夫ですと回答があり安心して食べることができました。
以前それなりのお値段がするそれなりのお店で伝えてあったにもかかわらず、生玉葱入りドレッシングでひどい目にあったので外食の特に前菜やサラダには気をつけなければならないので。
お店によっては若い従業員が内容を把握していなくて厨房に聞きに行ったりということもあるけれど、こちらのホテルは若い方もしっかり内容を理解されていて安心できます。
パンにオリーブオイルとデュカが添えられていてちょっと嬉しかったな。
アミューズに始まり冷たい魚の前菜、暖かい肉の前菜、魚料理、肉料理、熟成チーズの盛り合わせ、シェフパティシエのデザートプレート、コーヒーまたは紅茶とプチフールのフルコース。
熟成チーズまでは一皿一皿の量が多くないので、欧米のフルコースの量から比べるとぐっと少ない量ですが、デザートプレートは好きな種類、好きな分量という甘党にはたまらないものなので自制しないと食べすぎ必死です。
地元の食材を使い、組み合わせ、食感の幅も広く連泊して違う料理も試してみたいレストラン。
私のデザートプレート。
酒粕/日本酒/黒豆入りクグロフ、地元の蜂蜜を使ったロールケーキ、カシスとピスタチオのアイスクリーム、ゴルゴンゾーラのチーズケーキを選んでみました。
どれも少し私には甘めでしたが、チーズケーキは甘さ控えめでチーズの味もしっかり感じられ好みの味でした。
生のフルーツを使ったシャンパン入りカクテルやクレームブリュレ、オペラにベリーのケーキと食べなかったものも魅力的です。
プチフールもそうですが、お菓子は全体的にしっかりした甘みのクラシカルな味わいです。
コーヒーや紅茶によく合うとも言えるけれど、甘党さん向きです。
さすがに寝不足3日目で今日は食後しばらくして限界に。
明日はうん十年ぶりに会う人もいるので楽しみです。
きっと全然わからないと思う変わりすぎていて。
by etigoya13-3
| 2018-05-21 22:11
| 旅
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