2018年 09月 02日
誕生日会のはずが茸摘 |
晴れ 気温17→24→28→23→7度
今日は芸術家さんの誕生日会で今回の村滞在ですでに数回にわたって行っている森へ知人の車に乗って行ってきました。
到着した時にはすでにテーブルには料理が並べられ、メインを焼き始めていたところ。
早めに着いた別の知人は茸を求めて森の中へ。苦笑
ロシアの誕生日会は誕生日の本人が主催するので飲食店で開く確率が低い村は結構個性が出るように感じます。
集まった知人のほとんどが釣り/猟/キャンプどれもこなすこともあり楽しい屋外誕生日会となったのでした。
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我が家が到着した時以前食事をした場所には布が引かれ食器もセット済み。
食材も飲み物も万全。
どんだけ飲み食いするつもりだろうか?
メインも焼き始めていていい香り〜。
オーブン焼きは手軽だけれど、炭火でところどこいい具合に焦げ目のつくのは更に美味しさ倍増です。
大好物のМититеи(ミティテェイ/モルドヴァの挽肉料理)♪
存分に食べることができそう。
すっかり晩夏というか初秋の気配の村、赤とんぼが似合います。
なんだか連れ合いの肩が気に入ったようでしばらくじーっと止まっていました。
村に着いたばかりの頃はオニヤンマより大きのでは?というトンボや真っ青な美しいトンボとともに赤とんぼも飛んでいたのだけれど、今は主に赤とんぼという構成に変わってきています。
すでに茸を摘に行っている芸術家さんが久しぶりにБелые грибы(ベールィエ グリブィ/白きのこ:ヤマドリダケ)のСметана(スメタナ/サワークリーム)炒めを作ってきていました。
我が家が日本へ戻る前から茸の不作が続いていて冷凍在庫があまりなかったようで登場頻度がぐっと下がっていた料理。
村でも冷凍の白きのこを買うことができるのだけれど、彼女は自分で摘んだものしか食べないので久しぶりの登場になったわけです。
やっぱりこの料理は美味しい。
あまり育ち過ぎていない白きのこのコリコリとした軸の歯ごたえに少し柔らかみを帯びるカサがスメタナとよく合います。
まだ熱々の状態で持ってきていたのでみんなで我先にと取るからあっという間に減っていきます。
生野菜とチーズ/生の果物に自家製キュウリのマリネに塩漬けキャベツも並んでいます。
我が家の座ったところはパンと調味料とお酒…。
ぬかった、料理が取りにくい。
連れ合いはアルコールの前にいるので注ぎ係となっていました。
飲まない連れ合いには案外いい席だったかも。
村で自分が飲まないためにはいかにボトルを確保して注いで回るかなので。ただし注ぐタイミングが悪いと指摘がすぐに飛んでくるのだけれど。苦笑
メイン以外に鶏を焼いたものもあってあっという間にお腹がいっぱいになっちゃうのが困るわ。
ママの作るキュウリのマリネは塩味まろやかで私好み。
何より甘酢でないところが好き。
車に乗せてくれた知人からは自家製のビールが提供されていたのでいただいてみる。
色合いはよくある黄金色のビールなのだけれど、苦味は予想よりずっとまろやかで私好みだった。
ドライなビールが苦手なので苦味以外に甘みや風味を感じるビールが好き。
まだ私も村にいた時に大麦を栽培しているとは聞いていたけれど、実際にビールまで作ったところを見たのは始めて。
本当になんでもやってみるのね。
ホップが育ちやすくて緑のカーテンとしてよく育てられている村では麦さえ作れば作り放題だっただろうな。
以前ロシアの伝統的飲み物(清涼飲料水のページ)に記載のあった蜂蜜とホップの飲み物を仕込んだことがあったけれど…あれは超ドライなビールと感じるほどの仕上がりになってもっと早くに仕込みを切り上げるべきだったと反省したことを思い出します。
発酵が進みすぎて麦を使っていないのにドライなビールとほぼ同じ仕上がりになっていました。涙
そんな失敗した思い出も思い出しながら楽しい食事の時間が過ぎていきます。
そろそろ料理の減りが遅くなってきたところでケーキ登場。
これかなり大きいのです。
かなり細く一切れを切っているけれど、高さも半径も大きいからこの細さでも食べ応えあり。
ただ、このケーキはバターなどの油脂は入っていないので見た目よりは重くない私の好きなケーキ。
蜂蜜/卵/粉/砂糖/重曹で焼いて間と上にスメタナと砂糖で作ったクリームを塗り胡桃を散らしています。
素朴なこういうケーキは村で食べるケーキの中で特に好き。
日本の蜂蜜で作ると風味が若干弱く感じるけれどしっとりふんわり美味しいケーキです。
ここでプレゼントの贈呈。
友人夫妻2組からは手で持てる軽さの耕運機?と花を。
我が家からは花束と顔彩/油絵の具のセットを。
ママからは歌のプレゼントもありました。
ほどほどにケーキも食べたところで思い思いに過ごし始める。
私や連れ合いは車に乗せてくれた知人夫人と茸摘。
本当に周りのロシア人の目はどんな目なのかこれぐらい頭が見えている茸(これはБелые грибы(ベールィエ グリブィ/白きのこ:ヤマドリダケ))なら私もなんとか見つけることができるけれど彼らの見つける速度はものすごく早いし見つける位置が遠い。
ケニヤに行った時のドライバー兼ガイドさんに並ぶのでは?というぐらい遠くのものもあっという間に見つけます。
年季が違う。
老眼だけで近視はないのかしら?
今日の空も高くて青い。
日差しが強いので実際の気温以上に熱く感じるけれど、日陰に入るとすぐにひんやりするところは晩夏なのだなと実感します。
知人達の目は上の写真のような落ち葉の部分に茸があると反応して「ここ」と指示が飛ぶので私はひたすら掘っては切り取るを繰り返すのみ。
全く追いつかない。汗
しかも彼女達、楽しく話しながら歩いていると見せかけて「ほらあそこにも、ここにも」って数m先の盛り上がりや頭の出ている茸を指さすんですよ。
え?今盛り上がって話をしていたのではないの???と茸感度の高さを見せつけられながら後ろをついて行きました。
たまたま誰かが先に取った後の近くで見つけることができた埋もれた双子茸これはほとんどまぐれで私が確実に探せるのは下の写真ぐらいカサが見えるもの。
この後しばらく一人でうろうろしてようやっと目が「少し盛り上がっているかも?」という怪しい地面の膨らみから茸を探すことができつつある頃に呼び戻されました。
こちらは連れ合いが見つけたПодосиновик красный(ポドシーノビク クラースヌィ/アカエノキンチャヤマイグチ)。
この茸はもう少し大きくなると写真写りのいいきのこです。
茹でても歯ごたえがかなり残るきのこで好き。
生から料理する時は香りや味はあまり特徴がないけれど、芸術家さんは干したものが美味しいと言っていたから少し変わるのかしら?
戻ると新たにお湯が沸かしてありまたお茶の時間。
この使い込まれた薬缶が好きなのよね〜。
まったりとした午後の時間。
私たちが茸を探している間芸術家さんはじめ何人かは釣りをしていたらしい。
成果は…なかったらしい。
今日は日差しが強いということでこんな感じにブルーシートで簡易天幕が貼ってあったのだけれど、紐とブルーシート以外はその辺りに転がっていたものを利用しています。
その辺に転がっていた角材の端っこや自然に落下して表皮の落ちた枝とかを地面に突き刺し、さらに大きな丸太はスコップで穴を掘って挿してから固定して。
手際いいし余計なものは持ってこなくてもなんとかする辺り慣れているなっていつも感心しちゃう。
森が近くて過ごす時間も長いとこういうことはささっと出来るようになるのだろうか?
誕生日会へ行ったはずが、予想外に茸豊作でした。
ビニール袋へ入れて持ち帰ったので急いで籠に移して記念撮影。
茸摘には籠と教わっているのだけれど、今日は茸積みに行くことになるとはおもわず持っていかなかったのだけどこの時期は何はなくとも持っていくべきだったと反省したのでした。
鈍っているわ勘が。
私の手のひらサイズぐらいまでが食べごろかな。
これ以上大きいとカサの部分の食感が柔らかすぎるというか虫が入る確率が格段に上がってしまうので。
カサの裏が白い肉厚なものを選んでいます。
ああ、今日で芸術家さんの茸スイッチが完全にonになったはず。
明日からが怖いわ。
by etigoya13-3
| 2018-09-02 23:22
| 日々の事
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