2019年 04月 28日
Христос воскрес!2019 |
雪→曇り
Христос Воскрес!
(フリストス ヴォスクレス!/主の復活)
Воистину Воскрес!
(ヴォイースティヌ ヴォスクレス!/誠に主の復活)
今年は芸術家さん宅でПасха(パスハ/復活祭:イースター)を祝うことに。
ただ芸術家さんも手術後でまだ本調子ではなく、私は私で腰痛最高潮で杖なしでは歩けない状態と今ひとつ盛り上げれず。涙
何せ2人して椅子に座っているのが辛いとあって、途中からはソファーベットを引き出してもらって横になる始末。汗
それでもなんとかデザートまでたどり着いて帰ってきました。
せっかくにパスハが体調の関係で100%楽しめなかったのは残念だけれど、例年より質素な料理といえどやっぱりロシアの宴席料理は美味しくて種類あり勉強になりました。
パスハといえばまずはПасха(パスハ/復活祭:イースター用カッテージチーズのデザート)。
上のものはアパートオーナー夫人からのプレゼント。
連れ合いが干しぶどう苦手なので、消費を手伝ってもらうべく持って行きました。
下の飾りがないのが私の作ったもの。
色がついているのは加熱してキャラメル化した練乳と蜂蜜で味付けしてあるから。
これはТворог(トゥヴォーロク/凝乳:カッテージチーズ)から手作りしていて滑らかさが特徴です。
以前も書いたけれど、パスハは自作するのが一番美味しいと思う。
市販のトゥヴォーロクは裏ごしをかなり入念にするかミキサーで練らないとざらつきが気になりますが、自作すると滑らかな食感のものを作ることができて舌触りに差が出てくるから。
味は美味しいのに舌触りが残念と思うものが多くあまり好きではなかったのだけれど、自作して見たらカロリーに目をつぶりたっぷり食べたくなる美味しいデザートでした。
↑こちらのレシピに近い材料で配合を変えて作っています。
今回はトゥヴォーロクを仕込んだ時にも使用した水切りヨーグルト用ステンレス容器が大活躍。
パスハを仕込む時にもぴったり。
もう少し水切りしっかりしな行けなかったけれど美味しかったです。
加熱したビーツを千切りにしたものとくるみをほぼ味付けなしオイルで和えたもの。
ごく薄い塩加減で素材の味でいただきました。
中はプチトマトだったりぶどうだったり。
私が食べたピスタチオの中はぶどうでとてもよくあっていました。
マメだわー。
炒めた野菜と鶏肉のサラダ。
芸術家さんママが作ると最近ちょっと塩強めでしたが、芸術家さんが作るとまろやか。
全て加熱した野菜サラダなので玉葱入りでも私が食べることできて嬉しかったです。
これもロシアでは定番中の定番キャベツとКлюква(クリュークワ/ツルコケモモ・クランベリー)のサラダ。
塩/砂糖/酢/油で和えたサラダに酸味とビタミン補給も兼ねてクリュークワが乗せてあります。
芸術家さんは摘んで冷凍したものを散らしていますが、Брусника моченая(ブルスニカ モーチェナヤ/コケモモの漬物)のブルスニカをクリュークワへ変更したものを使っても美味しいです。
手持ちの料理本だと生を使うものと漬物を使うもの半々ぐらいの掲載率なのでどちらも定番なのかも。
クリュークワもブルスニカも生でも保存性の高いベリーですが、漬物にすると肉料理の付け合わせなどにも使いやすくて私は好き。
北欧では甘いベリーのジャムを添えますが、私には甘すぎるので代わりに漬物の方を添えています。
こちらも加熱した野菜ですが、痛めたものではなく茹でたもの。
それにコーンやプルーンゆで卵に鶏肉などが入ったサラダ。
味付けは塩で優しく整えてあります。
私からは胡瓜の漬物/人参/ツナのサラダを。
今回初めて見たツナ缶を使用して見たらフレークではなく筒切りのツナが入っていました。
初めて見たかも村で筒切りツナ。
あるのね。
フレークより皮も骨も入っているからかちょっとツナが主張しすぎな感じも。
このサラダの時はやっぱりフレークの方がいいです。
比較的近隣で芸術家さんご主人が釣ってきたОкунь(オークニ/ペルカ属の魚)はこなを叩いて塩味で揚げ焼き。
燻製以外ならこの揚げ焼きが好き♪
新鮮なおー国の揚げ焼きはご馳走です。
我が家から前回の滞在中に購入した器具を使って仕込んで見た豚のハム。
しっとり美味しい。
これは加熱に適した袋を買って詰めたら色々試せそうで楽しみ広がります。
以上が常温の前菜。
続いて温かい前菜はБелый гриб(ベールィグリブ/白きのこ:ヤマドリダケ)のЖюльен(ジュリエン/茸のクリーム焼き)。
お店で食べるものも美味しいけれど、私は芸術家さんが作るジュリエンが大好物。
今回は細かく刻んだもので作っていてペーストに近いもの。
パンにたっぷり塗って。
は〜贅沢。
これも温かい前菜扱いの鶏肉と馬鈴薯のグリル。
大抵我が家はこの辺りでかなりお腹いっぱい。
好きな鶏肉もメインのためにぐっと我慢しがち。
ただ今日はゴロゴロしながらのんべんだらりと食べているのでなんとなく入っていく。
恐ろしい。
芸術家さん宅はグリルチキンはあまり凝りすぎないことが多いから万人受けする味わい。
鶏肉を大方食べたあとメインはといえばご主人が外へ出て行って火を起こし始めこれから焼き上げると。
私の大好物Мититеи(ミティテェイ/モルドヴァの挽肉料理)♪
この焼いている時の香りを嗅ぐとあら不思議、胃に余裕ができたような。
なんて実際に余裕ができたというより精神的に食べたくて余裕ができたように感じているだけだけれど、もちろんいただきました。
やっぱり美味しい。
肉の粗さが絶妙で連れ合いも大丈夫な挽肉料理。
柔らかい食感が好きな人には向かないけれど、かぶりついてる!っていう充実感あり。
焼いている間鶏小屋が開かれていて鶏外を散歩中。
冬場雪がある時はついばむものもないし寒いので外に出ることはないけれど、今の時期は畑の準備も金こうやって放し飼いにするのだった。
立派なトサカの雄が追加されていた。
いつの間に!
芸術家さん宅の買ってきたКуличи(クリーチ/復活採用菓子パン)と私の焼いたクリーチでお茶。
ようやっとデザートにたどり着いた!と思う嬉しさとデザートもパンでお腹にたまるのよねという悩ましさが交錯するお茶の時間です。苦笑
このクリーチにたっぷりパスハを塗って食べるのだからハイカロリー。
でもやっぱり美味しい組み合わせなので食べちゃうのでした。
年季の入ったピチャーには自家製の姫リンゴのような小さい酸味の方が甘みより断然強い品種で作ったКомпот(カンポート/果物のシロップ煮のシロップを水で薄めた飲みもの)を水で割ったもの。
これが甘酸っぱくてとても美味しい。
もちろん他にコニャックがありましたが、今日はあまりの腰痛ぶりに清涼飲料水のみで。
おかげで最後まで寝落ちることはなかった。苦笑
実は我が家の冷蔵庫にオーナー夫人からいただいた肉前菜が待機中。
こちらは明日以降いただきたいと思います。
うずらの卵の入った野菜入り挽肉巻き/茹でタン/豚のプルーン包み/茹でた牛/レバーペースト
野菜入り挽肉の茹で卵包みは和の調味料を使っているわけではないのに、なんとなく和風に感じてにほんで作ってみようかなという気になう味でした。
はっきりきっぱり今日は食べ過ぎ。
明日はご飯抜いてもいいのでは?というぐらい食べてしまいました。
つい自分のお腹をつまむ。
明日から気をつけよう。
↓↓↓過去のПасха記事はこちら↓↓↓
2013年は丁度移動中で移動中のご飯でした。
旧ブログ「丁寧な生活をゆっくりと」
日々作ってみた食事レシピブログ「これ旨いのか?」↓質素でこれだけあると豪華な時は最後までたどり着けないわねと思われましたら一押しポチリとお願いします。
by etigoya13-3
| 2019-04-28 23:21
| 季節/行事
|
Comments(4)
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M
at 2019-05-08 07:19
x
パスハ、復活祭をロシアで迎えられて良かったですね。
そして!なんとも!素晴らしい復活祭のご馳走!
さすが芸術家さんですね。えぇ、術後とは。
etigoyaさんも腰痛でしたか。お大事に。
復活祭のカッテージチーズのデザート!いいですね。
サラダだけでも実にたくさんの種類のものがあって豪華!
魚に茸、豚のハムなど、全部美味しそうですね。
鶏肉と馬鈴薯のグリルがたまらなく、美味しそう。
あぁ〜!これはいいですね、外での薪の火で挽肉の焼き!
クリーチまで!余すことなくお料理を堪能されましたね。
羨ましいです。素敵な復活祭のご馳走でしたね。
そして!なんとも!素晴らしい復活祭のご馳走!
さすが芸術家さんですね。えぇ、術後とは。
etigoyaさんも腰痛でしたか。お大事に。
復活祭のカッテージチーズのデザート!いいですね。
サラダだけでも実にたくさんの種類のものがあって豪華!
魚に茸、豚のハムなど、全部美味しそうですね。
鶏肉と馬鈴薯のグリルがたまらなく、美味しそう。
あぁ〜!これはいいですね、外での薪の火で挽肉の焼き!
クリーチまで!余すことなくお料理を堪能されましたね。
羨ましいです。素敵な復活祭のご馳走でしたね。
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by
ピーチ
at 2019-05-08 17:24
x
ロシアの復活祭のごちそう、素晴らしいですね。種類も多く手作りで
心がこもっています。みんなおいしそうです。先月の旅行でもキャベツのサラダはどこでもとても食べやすくおいしかったです。私も玉ねぎは加熱したのが好きです。お肉やお魚などもあり、こんなに作るのは
大変なのではと思うほどです。デザートがパンのお菓子なのもすごいです^^ 腰痛はその後いかがでしょうか? お大事に。
お店ではない家庭でもロシアの御祝いの食事を紹介していただいてとても楽しいです^^
心がこもっています。みんなおいしそうです。先月の旅行でもキャベツのサラダはどこでもとても食べやすくおいしかったです。私も玉ねぎは加熱したのが好きです。お肉やお魚などもあり、こんなに作るのは
大変なのではと思うほどです。デザートがパンのお菓子なのもすごいです^^ 腰痛はその後いかがでしょうか? お大事に。
お店ではない家庭でもロシアの御祝いの食事を紹介していただいてとても楽しいです^^
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by
etigoya13-3 at 2019-05-09 15:50
> Mさん
そうですね、うんよくこの時期に滞在できてよかったです。
少ないとはいえやっぱりロシアの宴席料理は種類ありますよね。
2人して横になっていた方が楽ととどのようにゴロゴロしてしまいました。苦笑
腰痛の方はだいぶ改善して今は杖は必要なくなったのですが、ベットが柔らかいのでどうしても完全に楽にならないのが辛いところです。
東京の家は病院ように硬いマットなので楽なのですが。
復活祭のカッテージチーズデザートは普段でも美味しいおすすめの品です。
スプレッドとして作っておくといいかもと思っています。
鶏肉と馬鈴薯ってくみあわえ最高ですよね。おいしかったです。
そうですね、うんよくこの時期に滞在できてよかったです。
少ないとはいえやっぱりロシアの宴席料理は種類ありますよね。
2人して横になっていた方が楽ととどのようにゴロゴロしてしまいました。苦笑
腰痛の方はだいぶ改善して今は杖は必要なくなったのですが、ベットが柔らかいのでどうしても完全に楽にならないのが辛いところです。
東京の家は病院ように硬いマットなので楽なのですが。
復活祭のカッテージチーズデザートは普段でも美味しいおすすめの品です。
スプレッドとして作っておくといいかもと思っています。
鶏肉と馬鈴薯ってくみあわえ最高ですよね。おいしかったです。
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etigoya13-3 at 2019-05-09 15:56
> ピーチさん
村はまだ外食する場所が少ないので、家庭でのもてなしの機会多く農村ロシアのもてなし料理を堪能する機会が多かったです。
定番の料理が多いのだけれど、どれも安定の美味しさです。
キャベツのサラダはさっぱりしていて美味しいですよね。
私はアレルギーなので生の玉葱や加熱不足の玉葱はとにかく要注意なのです。
これでも少ない方なので、準備が手馴れているんですよね。
すごいと思います。
この菓子パンは復活祭の時だけのパンなので、普段の宴席はケーキのことが多いです。
村はまだ外食する場所が少ないので、家庭でのもてなしの機会多く農村ロシアのもてなし料理を堪能する機会が多かったです。
定番の料理が多いのだけれど、どれも安定の美味しさです。
キャベツのサラダはさっぱりしていて美味しいですよね。
私はアレルギーなので生の玉葱や加熱不足の玉葱はとにかく要注意なのです。
これでも少ない方なので、準備が手馴れているんですよね。
すごいと思います。
この菓子パンは復活祭の時だけのパンなので、普段の宴席はケーキのことが多いです。